もうすぐ決着?!リップル社の訴訟問題について解説!

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今回は、なぜリップル社と米国証券取引委員会(SEC)が裁判で争うことになったのか今後のXRPの見通について解説していきたいと思います。

リップル(XRP)とは

リップル(XRP)は、2012年にアメリカの企業であるRipple, Inc.(リップル社)が開発した銀行間送金向けの仮想通貨です。

銀行を持たずに海外への送金ができ、送金速度やコスト低い点がXRPの大きな特徴です。

リップル社は、XRPを活用した支払いシステムの普及に取り組んでおり、今後益々XRPが注目を集めることが予想されます。

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なぜ裁判が起こったのか

リップル社は、証券取引委員会(SEC)からXRPを証券として販売していると証券法の違反の疑いをかけられ、2020年12月にSECから訴訟を起こされました。

これに対しリップル社は、「XRPは単なる仮想通貨であり証券として販売していない。これはSECの管轄外である」と主張しており、SECの主張を否定しています。

現在もリップル社とSECは、XRPが証券であるかどうかについて裁判で争っており、動向が注目されています。

これまでの裁判の経緯

日付 できごと
2020年12月22日SECが、リップル社とそのCEOであるブラッド・ガーリングハウス、および同社の共同創業者であるクリス・ラーセンに対して、XRPの販売に関して証券法の違反で訴訟を起こすことを発表。
2021年1月リップル社は、SECに対して抗弁書を提出し、XRPが証券ではなく通貨であると主張した。
2021年2月リップル社は、SECに対する書類提出において、自社の役員に対するネットスキャンダルをめぐる権利関係の複雑さに対する説明を求められる。
2021年3月リップル社は、SECに対する裁判手続きにおいて、自社の外部アドバイザーの秘密保持義務に関する紛争をめぐる書類提出に応じた。
2021年4月SECは、XRPを証券として販売したとされる約2,000万ドルの資金移動に関する裁判文書を提出した。
2021年5月SECは、リップル社がXRPを証券として販売したことにより、不当に得た1.5億ドル以上の利益を回収するよう求める提訴書を提出した。
2021年8月SECは、リップル社に対して機密情報の提供を求める請求を行った。
2021年9月リップル社は、SECが自社のネットワークの一部を非公開にすることを許可するよう求める申し立てを行った。
2021年10月SECは、リップル社に対して顧客取引のプライバシー保護について質問する書類提出請求を行った。
2022年3月SECは、リップル社に対して証人喚問を行うよう求める申し立てを行った。
2022年4月リップル社は、SECの訴訟に対して別の裁判所で審理を求める法的措置を取ることを検討していると報じられた。

リップル社は裁判に勝てるのか

2022年後半から、少しずつリップル社に有利な方向に動いているとの見方が強まっています。

その理由としては、アメリカの裁判には「アミカス・キュリエ」という第三者の意見を聞く制度があり、2022年11月にそのアミカス・キュリエでリップル社が有利になるような意見が認められました。

また2023年3月には、SECの異議申し立てが却下され、この判決でリップルが有利になりました。
これによって市場関係者はリップル社が最終的に勝つと見ているようです。

裁判に勝つと起こること

裁判に勝った場合、XRPの価格が大きく上昇すると予想されています。専門家の多くが5倍以上の価格上昇が見込めると発信しています。

2023年3月2日に裁判に一部進捗があり、直後一時的に価格の下落が見られたものの、リップル社に有利な方向に動いているとの見方が強まり、その後XRPは価格が上昇しました。

出典:TradingView

このように、過去にも裁判の内容によってXRPの価格に影響が出ることがあり、今回の裁判にリップル社が勝った場合、XRPの価格が大きく上昇することが見込めるため、多くの投資家がリップル社とSECとの裁判の結果に注目を集めています。

裁判に負けると起こること

リップル社が現在行っているSECとの裁判に負けると、XRPの価格は大きく下落すると考えられています。その理由を今回2つ紹介します。

リップル社によるリップルの売却

裁判に負けてしまうと、リップル社によるXRPの売却が起こる可能性があります。

リップル社は既に発行済みの通貨の半数以上を保有しており。これらを全て売却されてしまうとXRPの価格が大幅に下落してしまう可能性が高くなります。

XRPが簡単に売買できなくなる可能性がある

リップル社が裁判に負けてしまうと、XRPを仮想通貨取引所で簡単に売買することができなくなってしまう可能性があります。そうなってしまうとXRPの価格は確実に下がってしまうでしょう。

裁判はいつ終わるのか

2023年3月2日に、米リップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏はXRPをめぐる米国証券取引委員会(SEC)との裁判が、2023年中に決着する予定だと公表し話題となりました。裁判の結果次第で、XRPの価格が大きく変動する可能性が高いので、2023年は注目しておきたいポイントです。

まとめ

今回は、リップル社とSECの裁判について解説していきました。

2年以上も続いた裁判が、いよいよ決着がつくかもしれないということで、注目している方も多いのではないでしょうか。裁判の結果によってXRPの価格が大きく変動するのは間違いないので、今度も裁判の動向には目が離せません!

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