いまさら聞けない!?Polygon(ポリゴン)とは?

仮想通貨

Polygonとは

Polygon(ポリゴン)は、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決する為のサイドチェーンとして誕生したブロックチェーンです。

2017年の開発がスタートした当初は「Matic Network」と呼ばれていましたが、2020年6月にブロックチェーンが正式にローンチし、その後2021年2月に現在の「Polygon」へと名前が変更されました。

また、Polygonは独自トークンである「MATIC」を発行しています。「MATIC」はネットワークを利用する上での手数料やステーキング、さらにPolygonがプロジェクトの指針を決定する際の投票権としても用いられています。

イーサリアムのスケーラビリティ問題とは?

イーサリアムは人気のブロックチェーンであることから、取引需要に対して処理が追いつかず、ネットワーク全体のノードの検証作業が処理速度の低下と手数料の高騰を招く問題があり、その解決がここ数年の大きな課題となっています。

Polygonの概要

出典:Polygon 公式Twitter
通貨記号MATIC
発行上限100億枚
発行開始時期2017年10月
時価総額(2023年6月13日時点)1兆987億9174万円(ランキング11位)
公式サイトhttps://polygon.technology/
公式Twitterhttps://twitter.com/0xPolygon
参考サイトhttps://coinmarketcap.com/ja/currencies/polygon/

Polygonの特徴

レイヤー2

Polygonはイーサリアムのレイヤー2と言われるブロックチェーンです。

レイヤー1は、ブロックチェーン技術において最も基本的な層のことで、具体的にはトランザクションの処理やスマートコントラクトの実行など、ブロックチェーンの主要な機能を担当しています。イーサリアムはその代表的なレイヤー1プロトコルの一つです。

レイヤー1の主な特徴はセキュリティと分散性の強さですが、レイヤー1のみでは限られた処理能力しか持たないため、大量のトランザクションを効率的に処理することが難しいという課題があります。その課題を解決するために作られたレイヤー2を導入することで、追加の処理能力やスケーラビリティを向上させています。

スケーラビリティが高い

上記でも説明しましたが、Polygonはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するためのサイドチェーンとして機能しています。

イーサリアムは非常に人気のあるブロックチェーンプラットフォームですが、そのメインネットワークでは一定時間内に処理できるトランザクション数に制限があります。この制限により、混雑時や需要の急増時にはトランザクションの処理が遅くなったり、手数料が高騰するデメリットがありました。

しかしPolygonは、メインチェーンとは別のブロックチェーンであり高速なトランザクションの処理を可能にしています。また、Polygonのサイドチェーンはイーサリアムのメインチェーンと連携しているため、セキュリティ面にも優れています。

コンセンサスアルゴリズム「Proof of Stake(PoS)」を採用

PolygonはProof of Stake(PoS)を採用したサイドチェーンになります。

Proof of Stake(PoS)とはトークンの保有量などに応じて報酬を得やすくなる仕組みになっています。ビットコインが採用しているマイニングには、膨大な電気代や環境への負荷がかかることが問題点としてありましたが、このPoSはその問題点を解決できる仕組みになっています。

ガス代の安さ

Polygonのネットワーク上のトランザクション取引は、イーサリアムのメインチェーンよりも格段に安いのが特徴です。特に小額の取引を頻繁に行う際のコストを安くできます。

Polygonの価格推移

Polygon(MATIC)の最高価格は、2021年12月につけた334円で、2021年の仮想通貨市場の盛り上がりと共に価格を上昇させました。

2021年の7月中旬には一旦70円台まで下落したものの、その年の12月には320円台まで価格が急上昇しました。

出典:CoinMarketCap

現在、Polygon(MATIC)の値動きはビットコインやイーサリアムと同じような動きを見せています。

今後も、仮想通貨市場の動向に合わせて価格の値動きが見られると予想されるので、仮想通貨市場の全体の動きには目が離せません。

Polygonの将来性

新技術実装などのアップデートで価格が上昇する

Polygonは、開発チームがさらなる技術の実装やアップデートを行うことが予想されます。

Polygonの新技術の実装やアップデートによって機能やパフォーマンスが向上することで、今後の需要が増加すると期待されています。

企業やプロジェクトとの提携

Polygonは様々な企業との提携や開発が注目を集めています。

2022年11月11日にウォルト・ディズニー・カンパニーと協業することを発表したり、2023年4月28日にはGoogle Cloudとの複数年の契約で戦略的提携を行うことを発表しています。

イーサリアムの需要増加に伴って価格が上昇する

Polygonはイーサリアムのサイドチェーンとして機能し、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するソリューションを提供しています。イーサリアムの需要が増加すると、Polygonへの需要も高まることが予想されます。この需要の増加により、Polygonの価格の上昇が期待されます。

まとめ

今回はPolygonについて解説していきました。

イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決する為の、サイドチェーンとして誕生したPolygonですが、その可能性に期待を寄せる企業も多く、今後の展開や価格の動向には目が離せませんね♪

今回紹介したPolygonが気になった方は、Paradise Exchangeでも取り扱っていますので是非チェックしてみてくださいね。

Paradise Exchangeの口座開設はこちら