仮想通貨のセキュリティ対策を徹底解説!

仮想通貨取引所

セキュリティの重要性

仮想通貨の特徴として、デジタル上にある通貨なのでハッキングなどの被害によって資産(仮想通貨)を失ってしまう恐れがあります。

実際に2014年、当時世界最大級の仮想通貨取引所であったマウントゴックス社のサーバーが不正アクセスされ、当時の市場価値で約470億円相当のBTCが流出しています。

日本国内でも、2018年に国内大手取引所であるCoincheckも不正アクセスされ、約580億円ものNEMが流出するという被害に遭いました。

仮想通貨のハッキングは決して他人事ではなく、誰にでも起こる可能性があります。

実際に私の知人も被害に遭い多くの資産を失いました。

そこで重要となってくるのがセキュリティ対策です!

今回はハッキングに遭うリスクを減らすためにはどうしたらいいのかを解説していきます。

セキュリティ対策8選

パスワードを複雑化する

パスワードは複雑にしましょう。

名前や誕生日、電話番号、郵便番号などは第三者でも推測しやすいので、できるだけ推測されにくい複雑なパスワードに設定した方が良いです。

また、他のサービスに使用しているパスワードと同じパスワードにしてる場合、他のサービスでパスワードが盗まれた時に不正ログインのリスクが非常に高まります。

パスワードの使い回しはしないようにしましょう。

2段階認証の設定

2段階認証とは、ログインIDとパスワードとは別に認証コードを入力してログインできるものです。

2段階認証の認証コードは一定の時間で常に変わるので、不正に利用されにくくセキュリティがより強固になります。

2段階認証を設定しておくことで、もしログインIDとパスワードが盗まれても勝手にログインされるリスクが軽減されます。

保管先を分散する

仮想通貨を保管する先は分散しましょう。

1つの取引所やウォレットに全て保管しておくと、そのサービスがハッキングにあった時全ての資産(仮想通貨)を失ってしまいます。

資産を分散して保管しておくことで、仮にどこか一つのサービスがハッキングを受けても全ての資産を失うことは回避できます。

公共のWi-Fiは使用しない

最近はいたるところで無料の公共Wi-Fiが利用できると思います。

しかし、その公共Wi-Fiを安易に利用するとハッキングリスクがかなり高まります。

公共Wi-Fiを利用して飛ばした情報は暗号化されていないので、プロの手に掛かれば簡単に情報が抜かれてしまいます。

仮想通貨取引所やサービスを利用するときは、できるだけ公共Wi-Fiを使わないようにしましょう。

不審なメールやメッセージは開かない

身に覚えのないメールやメッセージが届いたことはありませんか?

そういう不審なメールやメッセージは開いただけでウイルスに感染してしまうものや、本文中にあるリンクをクリックしてウイルスに感染してしまうもの、リンクを開いてログインした時に情報を盗まれてしまうもの(フィッシングサイト)があります。

少しでも怪しいと思ったメールやメッセージは、慎重に取り扱うようにしましょう。

公式HPのURLが正しいか確認する

本物そっくりの偽ウェブサイト(フィッシングサイト)が急増中です。

仮想通貨サービスに限らず大手のECサイトでも被害は拡大していますが、仮想通貨サービスでも甚大な被害が出ています。

Googleなどで取引所名を検索して出てきたサイトの中には、巧妙に作られた本物そっくりの偽サイトが存在します。

その偽サイトでログイン情報を入力し、ログインするとそのログイン情報が盗まれてしまいます。

URLが正しいか確認してから利用するにしましょう。

心配な人はURLで検索をかけると安心です。

ウイルス対策ソフトを入れる

ウイルス対策ソフトで基本的なセキュリティ対策も行いましょう。

ウイルス対策ソフトを入れておくと、偽サイトやフィッシング詐欺、スパムメール等からパソコンやスマートフォン等がウイルスに感染するのを守ってくれます。(ウイルス対策ソフトの種類によってセキュリティの高さが異なります)

ウイルス対策ソフトは常に最新の状態にしておきましょう。

どこにウイルスが潜んでいるか分からないので、ウイルス対策ソフトでセキュリティを高くすることがおすすめです。

DEX(分散型取引所)で取引を行う

仮想通貨の取引を行う上でハッキングリスクを最小限に抑える方法がDEXを使うことです。

国内の取引所で有名なCoincheck(コインチェック)やGMOコイン等は、CEX(中央集権型取引所)と呼ばれています。

このようなCEXは高いセキュリティで守られているものの、取引所自体がハッキングに遭う可能性があります。

もし取引所自体がハッキングされてしまった時、最悪の場合流出した資産を失ってしまいます。

しかしDEXの場合は、仮想通貨を保管するウォレットは別にあるため、取引所自体がハッキングに遭っても資産を失う可能性が低くなるわけです。

詳しくは下記記事をご覧ください。

まとめ

今回は仮想通貨のセキュリティ対策について解説しました。

世界的に見ると仮想通貨業界のハッキング損失は計り知れない額になっています。

デジタル資産という利便性がある一方、デジタルだからこそ付け込まれるリスクも多々あります。

仮想通貨を取り扱う場合は、セキュリティを対策を十分にした上で運用をしていきましょう。