いまさら聞けない!?カルダノ(Cardano)とは?

仮想通貨

カルダノ(Cardano)とは

カルダノは、イーサリアムの仮想通貨の開発に携わった天才数学者の一人である、チャールズ・ホスキンソン氏によって考案され、2017年9月にローンチしました。

カルダノは当初、オンラインカジノプラットフォームとして開発され、このカジノプラットフォームでの使用を目的として作られた仮想通貨がADA(エイダコイン)です。

オンラインカジノは、運営側に有利なプログラムでゲームが操作されていても、見抜くことが大変難しく参加者にとってリスクが高いという問題点がありましたが、カルダノはスマートコントラクトを実装することによって、信頼性が高く安心して遊べる公平なカジノ運営を実現しました。

一時期はプレセールの価格がとても高く、広告方法なども問題視され、カルダノ・ADAコインは詐欺コインだと噂されていましたが、大手取引所であるバイナンスの上場や、著名人の購入、技術開発が順調に進められていることが評価され、プレセール時に比べると詐欺コインの認識からは遠くなってきました。今では時価総額ランキング7位(2023年5月17日時点)という高い知名度の仮想通貨となっています。

現在カルダノは方針を変更しており、色んな分野での開発を進めています。

カルダノの概要

通貨記号ADA
提唱者Charles Hoskinson
発行上限450億枚
発行開始時期2016年
時価総額(2023年5月17日時点)約2.8兆円(ランキング7位)
公式サイトhttps://cardano.org/
ホワイトペーパーhttps://docs.cardano.org/introduction/
ロードマップhttps://roadmap.cardano.org/ja/
参考サイトhttps://coinmarketcap.com/ja/currencies/cardano/

カルダノの特徴

Proof of Stake(PoS)

カルダノはProof of Stake(PoS)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。PoSとは、仮想通貨の取引や送金データを正しくブロックチェーンに繋ぐための仕組みの一つです。

ビットコインが採用しているマイニングには、膨大な電気代や環境への負荷がかかることが問題点としてありましたが、このPoSはその問題点を解決できる仕組みになっています。

レイヤードアーキテクチャ

カルダノは、レイヤードアーキテクチャを採用しています。このレイヤードアーキテクチャは、コンセンサスレイヤー、スマートコントラクトレイヤー、アプリケーションレイヤーの3つの主要なレイヤーから構成されています。

それぞれが独立して機能することで、より効率的なブロックチェーンを実現しています。他のほとんどのブロックチェーンプラットフォームは単一のレイヤーでしか機能しないため、ネットワークの混雑、トランザクション速度の低下、手数料の増加などの問題点がありますが、カルダノはレイヤーをそれぞれ独立させることにより、レイヤーごとに改善やアップグレードを可能にしています。

高いセキュリティレベル

カルダノは厳格な形式検証(formal verification)を使用しています。

formal verificationとは、ソフトウェアやハードウェアのシステムの正しさを数学的に証明する手法です。バグや脆弱性を事前に特定することができるため高いセキュリティレベルを可能にしています。

グローバルなビジョンと規制対応

カルダノは、貧困や差別などによって金融サービスから取り残されやすい人々が基本的な金融サービスにアクセスできるように支援したり、インフラ整備を目指しています。また、規制対応も重要な要素として考慮されており、法的な透明性や規制順守に焦点を当てています。

カルダノの将来性

技術的な進化

カルダノは継続的に開発が進められており、将来的には新たな機能やアップグレードが実装される見込みです。これにより、スマートコントラクトの機能強化やスケーラビリティの向上など、より多くの開発者や企業がカルダノを採用する可能性があります。

分散型アプリケーション(DApps)の成長

カルダノは分散型アプリケーション(DApps)での開発が可能で、金融・医療・教育などさまざまな分野での利用を目指しています。将来、大規模な分散型のアプリケーションの開発にも利用されることが期待されているため、専門家や投資家に注目されています。

DeFi分野でプロジェクトの成長

カルダノはDeFi分野でもプロジェクトが次々と誕生しています。DEXやカルダノ専用ウォレットなどシステムが整い始めています。今後、DeFiの応用拡大に伴い、今後カルダノの利用も拡大していくと予想されます。

カルダノ基盤のステーブルコインの発行

2023年1月末に、カルダノ上のステーブルコインである「Djed(ジェド)」がローンチしました。

Djed(ジェド)は米ドル連動のアルゴリズム型ステーブルコインで、あらかじめ設定されたアルゴリズムにより、価格を安定させることを目指しています。

また、Djed(ジェド) の他にもUSD担保型のステーブルコインである「USDA」のローンチも今後予定されており注目が集まっています。

まとめ

今回はカルダノについて解説していきました。

カルダノは、度々注目を集める仮想通貨のひとつです。

カルダノは現在も色々な分野で開発が進んでおり、大きなアップデートも行われています。アップデートの際にはカルダノの期待値が上がり価格が大きく動くことがあるので、今後の開発内容や動向には目が離せません。

今回紹介したカルダノ(ADA)が気になった方は、Paradise Exchangeでも取り扱っていますので是非チェックしてみてくださいね。

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